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■以前から気になっていた札幌の小さなホテル、ロテル・ド・ロテル。アパレルメーカーのビギの経営。ホテルは札幌の繁華街ススキノの近くの角にあって、注意しないとホテルとは気づかない外観。2Fの小さなフロントで訊いたが、系列のホテルはここだけとのこと。
■なぜ以前より気になっていたかというと部屋の写
真を見た時に床が板張りだったから。また写真のベッドの高さが低く、横に広かったから。雰囲気的にこれまでに知っているホテルとははっきりと違っていた。海外映画の部屋のような雰囲気を感じた。フロアの壁の感じもちょっとこれまでとは違った感じだった。
■実際に、部屋に入った印象は洒落たデザインの適度に年数が経ったマンションといった感じ。思った以上にフローリングの床はよい感じ。部屋から余計なものは大胆に省かれていて、逆に「このくらいものがなくてすっきりとしているのもいいな」と勉強した。ベッドはやはりこれまでのホテルよりは低く、横幅はやや広いか。寝転んだ感触はものすごく新鮮。身体が床に近づいた感触がはっきりとした。
■バスアメニティは写真のような様子。これに紙に包まれた丸い石鹸がある。浴槽も身体を横たえられる広さ。潤沢な浴室のスペースとは言えないかもしれないが、不足はないし、何より、自宅の一室感がある。今回は3連泊したが、まるで飽きがこなかった。シンプル故の過ごし心地のよさか。連泊にお薦めできるホテルだと思う。
■最上階にレストランがあり、最終日の朝にふらっと足を伸ばしてみた。木の色合いの美しく、差し込む朝日が暖かな窓辺に席をとった。メニュー表を眺めると、朝食は、単品の他に、セットのコースだった。コースをオーダーしたが、サラダ、卵料理、デザートと非常によいバランスだったと思う。
ゆったりとした気分を味わいながらの朝食だった。
■部屋数は少ないが朝食もお薦めできるよい滞在の期待できるホテルだと思う。いわゆる穴場のホテルとでもいおうか。一人での宿泊だったが、これだったら二人で何泊かしたいなと思った。特に、大きなホテルよりも小さいが個性的なホテルが好きだという人にはもってこいだと思う。今回は仕事で寝泊まりがメインだったということも大きい要素だったかとは思うが、自室のようにくつろげるというのは、これはなかなかに出会えない美点ではあると思う。
(Text:月の輪)
■お薦め度:<★★★★★>
追記:2004年 Pen4/1号の小さなホテル特集でロテル・ド・ロテルが紹介されています。
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