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■富士屋ホテル宮ノ下■     〜カレーと言えば富士屋ホテル。クラシックホテル。〜

2002年6月。箱根は宮ノ下の富士屋ホテルに二日間宿泊。ここは、クラシックホテル。本館の部屋は、天井が高く、調度品は年季の入ったもの。暖房はスチーム式で、昔の学校のものを思わせるような金属製。一日目は金曜の夜遅く着いたので、ホテルでゆっくりと身体を休めるだけでした。

浴室の浴槽は、猫足。お湯は温泉の湯。部屋にいながら、温泉を堪能できました。また、寝室と窓際のスペースには、仕切りの壁があって、大きなアーチが架かって、それが時代がかった風情をいっそうかもし出していました。ベッドは、ちょっと硬めかなという印象。ふわっという感じとは違う。

翌朝、目覚めて部屋の窓を開けると流れ込む風の清々しさと空気の心なしか純度の高そうな冷たさに身体の芯がいきいきとしてくるようでした。本館は二階建てで、他に花御殿別 邸菊花荘と別れていて、午前中は館内の探索に時間を費やしました。また、本館の裏山はちょっとした探索ができる広さで、水車小屋や、まだ季節ではありませんでしたが、屋外プールもありました。揚羽蝶に小さな蛙、白い蟹に躑躅などの花々。この裏山探索は個人的には大満足。

土曜日の昼には、外の敷地で結婚式が挙げられていて、なかなか素敵でした。合唱隊と演奏のバイオリニストをぼうっと眺めて時間を過ごしました。その後、今回の目的の一つでもあったホテルのカレーを食しました。澄んだ外の木々の緑を眺めながら銀の食器と皿のカレーを食すと贅沢な時間だなあと感じられました。それはレストランに流れるワルツがアクセントにもなっていたからでしょうか。

午後はホテルの中を再び探索しました。隅々まで歩くと結構な時間がかかるし、資料室等興味深い部屋もあるのです。その後はホテル前の店のある通 りを歩き、そのままホテルと道路を隔てた菊花荘の敷地を散策。ホテルの周辺だけで一日は遊べます。

ちょっとした都会の喧噪から逃げ出すにはもってこいなホテルでしょうか。翌日は彫刻の森美術館に足をのばしました。

(Text:月の輪)
■お薦め度:<★★★★☆>

* このリポートは滞在時でのものであって、現在の状況とは相違ある場合もあります。また、評価も管理人個人の主観によるものですので、その点の御理解をよろしくお願いします。





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